パソコン、特にノートパソコンのスピーカーは 場合によっては音楽を再生するのには向かないものが見受けられます。 また、アナログ回路の質もそれほど良くないものが多いため、 ヘッドホンをつないでもノイズが気になる場合があります。 最近では少ないかもしれませんが、 サウンドカードが付いていない場合もあるかもしれません。 最近のパソコンであれば、USB端子は必ずといって良いほど装備されているはずです。 USBインタフェースのスピーカーが安価に販売されています。 その中のひとつ、 サンワサプライのMM-SPU1SVを購入してみました。 ヨドバシカメラで¥2480で購入しました。
ノートPCと組み合わせても邪魔にならない小ぶりのスピーカーです。 スピーカーは適度な重量があり置いてもコロコロしない安定感があります。 USB端子から電源を供給するため、ACアダプタがなく使いやすいです。 WindowsXP/2000やMacOS Xではドライバが不要で、 USBコネクタをさせばすぐに使えます。
D/A変換部は実はUSBプラグ部分に内蔵されています。 プラグ部分がちょっと大きいため、 機種や使用環境によっては邪魔になることもありそうです。
手持ちのステレオイヤホンやヘッドホンと差し替えて使うことも出来ます。 ヘッドホンで使うことがないのであれば、同シリーズの丸型モデル MM-SPU2SV 等のほうがコネクタ部がすっきりしていて良さそうです。 気になる音質ですが、スピーカーのサイズのことなども考えると 十分満足できるものでした。 音量も普通の部屋で使うには十分です。 ヘッドホンやiPodのステレオイヤホンでも試してみましたが、 ノイズも気にならずクリアに聞こえます。
通常はこれで十分ですが、さらに 付属のソフト「Xear3D」をインストールすることで バーチャル5.1chのサラウンドが楽しめます(MacOSやWindows98では使えません)。 曲の種類によってはとても派手に楽しむことが出来ます。 これも試してみる価値はあると思います。
値段も安いですし、 明らかにスピーカーの品質が良くないノートパソコンや、 ヘッドホンで聴くとノイズが気になるといった場合には、 試してみる価値は十分にあると思います。 ある程度の品質のスピーカーが装備されたデスクトップパソコンの場合は、 どちらが良いかは微妙かもしれません。 なお、USBスピーカーはここで紹介したサンワサプライ以外からも 各種発売されています。 なお、USBから電源だけを取るタイプのアンプ内蔵スピーカーというのもあります。 これは、普通のアンプ内蔵タイプのスピーカーのACアダプタの代わりに、 USBを電源として使うもので、ここで紹介したUSBスピーカーとは根本的に仕組みが 異なりますので注意しましょう。